8月の北アルプス槍ヶ岳に登って死にかけたときの話です。
今回は前回に引き続き2日目の山の記録になります。
二日目 東鎌尾根
2日目も早朝出。昨日に比べて気分は明るい。なぜなら初日のハードスケジュールを無事こなせたから!
あと、このあたりの山域に入るとどこを見ても絶景なのだ。心がときめかないわけがない。
しかし今日の行程も長い。経験したことのない長い梯子、アップダウンの繰り返し。照り返す暑さ。荷物の重さ。
辛いのに絶景をみると一瞬忘れてしまいます。すぐに思い出してしまいますが。。
東鎌尾根は絶景の宝庫なので、ここの景色は一生忘れることはないことでしょう。
2日目 ヒュッテ西岳で感じた体調不良
ヒュッテ西岳で遅めの昼食。疲労はピークで食欲はあまりかったけれど、意外にも酢飯のちらし寿司がおいしい。
少し元気がでてきた。
酸っぱいものは疲労回復効果があるというのは本当なんだなと実感。
ほっ。。
ほっとしていたこの時、ビューっと強い風が吹いて一瞬寒気がした。
今思うと、この寒気が前兆だったと思う。
昼食のあとからとにかく調子が悪い。ゆっくりしか歩けない。
遙か彼方だった槍ヶ岳は常に見えているような場所まで来ているのにどうにも体が重い。
あとは右の側腹部も痛い。右季肋部痛なら胆嚢炎?
ヒュッテ大槍のあたりは大きな岩をいくつも乗り越えていくのだが、とにかくきつい。
これが北アルプスなのだ。きついのは当たり前。自分の根性がたりないのだといいきかせた。
2日目 槍ヶ岳ヒュッテに到着 24時間テレビでイモトアヤコが!しかし疲労のため胸ときめかず・・
到着時間を大幅に過ぎてようやく槍ヶ岳山荘に到着した。
小屋は繭棚タイプ。どうにか布団1枚弱くらいは確保。
ここも登山者でいっぱいだ。みんな明日は槍ヶ岳の穂先に登るお仲間だ。
疲労して体が重かったが、外はまだ明るいのでビールを飲んだ。
あまりおいしいと感じない。
みんな楽しそうに話したりビールを飲んだりしている。
同じ行程を歩いてきた旦那もいつもと変わらない。
こんなに疲労している自分はなんて体力がないんだろうと悲しくなった。
この日は24時間テレビでイモトアヤコが少年と槍ヶ岳に登っていて、ちょうど下山するところが見えた。
芸能人に会えてラッキーと思う気持ちはあったが、疲労感と体の重さでいつもよりわくわくしなかった。
この日の夕食は昨日とかぶりハンバーグ。食欲はわかない。きっと昨日と同じメニューだからかな?
とにかく早く休みたい。
ビールも夕食も全然楽しくない槍ヶ岳山荘なのでした。
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