徳沢園のソフトクリームがおいしくないなんて。。初めての北アルプスで死にかけた話⑦

体調がなかなか戻らない中、上高地を目指しますが。。

こんなにときめかない上高地までの道のりはなかなか経験できないかもしれません。

目次

4日目 起床 上高地にむけて出発

実はこのあたりの記憶がはっきりしない。

夜はそこそこ眠れたように思うが、目覚めは最悪で体が動かない。

胸部圧迫感、頻脈、微熱、食欲不振。少し咳もある。

もしかしたら風邪かもとおもい相談すると、槍沢ロッジの方が風邪薬をくださった。

きっとこれで体調も良くなるだろう。

体調はあまり変わらないまま、山での行動としてはありえないくらい遅れて出発した。

胸の圧迫感は続き、歩行も亀。

一泊停滞したのに全く改善していない。

高山病なら改善して標高標高だし、ただの疲労ではないのか?風邪薬もきかない。

もしかしたら、自分の根性が足りないためかもしれない。

北アルプスの槍ヶ岳に登りたいならこのくらい当たり前なのだ。

みんな苦しいのに頑張って登っているのだ。

ぼんやりする頭でこんなことを考えていた。

のこねこ

北アルプスはきついね。。

横尾山荘で休憩

体調は改善しないが、ゆっくりながら歩行ができている。

ようやく横尾山荘に到着し、昼食をたべた。

食欲はあまりないが山では食事も大切だ。

このあたりから時々車を見かけたりするようになり、山という感じは薄れてくる。

あの車に乗せてもらえたら楽なのに。。歩けているうちは無理だよなと、ぼんやり考えていた。

のこねこ

何食べたかおぼえてない・・

徳沢園のソフトクリームがおいしくない!?

ゆっくり、ゆっくり歩いて、徳沢園に到着した。

ここではソフトクリームが有名らしい。

早速ソフトクリームをいただいた。

もしかしたら元気がでるかもしれない。夫が買ってきてくれた。

しかし、おいしく感じない。

いつもなら絶対大喜びで食べているだろう。

とにかくしんどい。胸が苦しい。

夫がなんとも生ぬるい紅茶を淹れてくれた。

さらに気持ち悪くなってきた。

ここからは夫にザックを持ってもらうことにした。

上高地まではまだまだ距離があるのだが、このペースでは帰りのバスに間に合わない。

奥様ハイカーが、「あら、荷物もってもらっていいわね。すごいわねー。」と声を掛けられた。

自分の荷物も持てないなんて情けない。。

山は自己責任だ。自分のことは自分でできないといけない。

私には北アルプス槍ヶ岳は早すぎたのだ。

のこねこ

山は自己責任。自分の荷物が持てないとは情けない。。

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